本好き共通の強い望みだと思います。
ということで、書評の初っ端は「速読本」で。
私自身実際に、速読の体験教室にも行きました。
フォトリーディングやスポーツ速読などの本も読んでみました。
が、結局のところ、私はこの本の考えが一番、経験からも馴染みました。
宇都出 雅巳
大和書房
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著者は、速読力とは「速読技術 × ストック(情報、知識、経験等)」だと言っています。そして、巷に溢れる速読では無視されているが、最も重要なものこそ、この「ストック」の量と質だと言っています。
これ、経験上そうだと思います。一度読んだ本は速く読めます。基礎知識を既に有する本も速く読めます。著書も、とにかくたくさんの本を読めば、ストックの量と質が高まり、速読が出来るようになると説きます。
しかし、「まず本をたくさん読め」と言われても、本末転倒ですよね。でも著者は、上段の考え方を応用し「高速大量回転法」を提唱しています。要は、同じ本を繰り返し読んで、その本に関するストックを蓄えながら、そのストックを使ってその本を速読する、という考えです。
① まずはリラックスして視野を広く保ち、わかろうという思いを手放す。
② 目次、まえがき、あとがき等、本の内容が要約された情報に範囲を絞り何回転も読む(見る)。
③ 見出し、キーワードなどに対象を絞って拾い読み、飛ばし読みを何回転もする。
④ だんだんと範囲や対象を広げ、気になった言葉や箇所を中心に、何回転も読む。
⑤ 上記について、30分を目安に回す。
以上が「高速大量回転法」の基本的な方法です。一方で著者は、他の代表的な速読法の欠点も指摘しています。どの方法を信じるかは各人次第です。しかし、私はこの方法を試してみようと思いました。まだまだチャレンジ中ですが.....
ちなみに、似た考え方を提唱している本が以下です(こちらの方が出版は先です)。
苫米地 英人
PHP研究所
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考え方はすごく似ていますが、こちらは「読んでいる行の1行先を意識に上げる」ことなどを提唱しています。更に「並列度」「抽象度」といった考え方も提唱されていますが、より手法が具体的なのは宇都出さんのほうかと思います。が、主張自体は良く似ているので、2冊合わせて読んでみると理解が深まるかと思います。
いやー、本ってほんまええもんです!!
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