2016年7月17日日曜日

言い訳にサヨナラすると決意できる本

本日の一冊は素晴らしい本です。是非一読することをお薦めします。

著者は、骨形成不全という先天障害を持って生まれてきました。
少しのことで骨が折れてしまいます。数え切れないほどの苦痛を経験してきました。
身長は約85cmで足も短く、車椅子がないと移動もできない身体です。
何をするにも、「でも僕は身体が...」と言い訳をしたくなる境遇です。

しかし彼は、言い訳とサヨナラしました。「でも...」という言葉を封印しました。
そして優秀な成績で博士号を取得し、個人クリニックを開設し、幸せな結婚生活も送っています。
この本で語られることは、恐らく他の同種の本でも言われていることです。
しかし、彼が語ることに大きな意味があると感じます。


言い訳にサヨナラすればあなたの人生は輝く
ショーン・スティーブンソン
成甲書房
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まず、幼い彼に、両親がかけた言葉が素敵です。
「痛いといって苦しむかどうかは、その人が決めることができる」
「病気のせいで一生できないことがおまえにはたくさんあるけれど、自分にできることを一生懸命に探してみなさい」
素晴らしい両親です。

そして彼は、「勝ち目のない勝負のほうが面白い」と自然に考えられる人間になります。「今何を選択するかによって未来を変えられる」と信じられる人間になります。もちろん、身体的な不便があっても、それを補って充分な人間性と能力、そして強い意志が彼にはありました。彼は、人生の真理について語ります。
「人生の夢や希望に手が届かない原因はただひとつ、その人の「でも」の大きさのせい」
だと。つまりは「言い訳」です。そして、言い訳を撃退するためのレッスンを本著でレクチャーします。

① 相手だけでなく、自分自身に対しても、真に心を通わせる。
一番好きになれない相手が一番必要な相手だってことがよくある。心のつながりとは与えること。周りの人とのつながりが多ければ多いほど、たくさんの人があなたに手を差し伸べてくれる。

② 自分に対する言葉に注意する。
自分に向かって言う言葉は慎重に選んでほしい。その言葉が自分と現実を創造する。常に自分に対して愛情と尊敬を持って話しかける。

③ 身体で自信を表現する。
心の状態を変えたいのなら、身体の状態を変えるべき。動作が感情を創り出す。

④ 意識のフォーカスを定める。
人生の貴重な瞬間を、自分に欠けているものばかり考えて浪費するなんてとんでもない。人生に与えられた条件は良いも悪いもない。ただ与えられたカードでゲームするしかない。自分に与えられた素晴らしいチャンスや才能を見つけられるかどうかは、自分次第だ。

⑤ ピットクルーは慎重に選ぶ。
親しく付き合う人たちは、自分の人生にとてつもなく大きな影響を与える。本物の友人がたった一人いるだけで、あなたの人生を変えてくれる。

⑥ 自分の人生は自分で所有する。
自分の人生に引き込んでくるすべてのものに対して、それが良かろうと悪かろうと、全責任を負う覚悟を持つ。自分の庭を誰かが散らかすことはあるかもしれないけれど、それを掃除するのは自分の責任だ。

胸に響く言葉が並びます。そして、私が最も人から良く聞く台詞であり、自分もついついよく口にしてしまう台詞である「でも、忙しくて...」「でも、なかなか時間が無くて...」についても、
「時間こそ唯一共通のもので、与えられた時間はみんな同じ。時間が問題なのではなく、優先順位の問題だ」
と一刀両断にします。

本著を読んで、言い訳だらけでやりたいことを後回しにしてきた自分を恥ずかしく思うとともに、やりたいと思っていたことを躊躇せずにどんどんやっていこうと改めて心に誓いました。


いやー、本ってほんまええもんです!!


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