2015年12月6日日曜日

続 ロンドン行きの機内にて(「イニシエーション・ラブ」)

行きの機内で観たもう1本の映画は、日本の「イニシエーション・ラブ」。

何故観ようと思ったかというと。この映画の監督が堤幸彦さんで、彼の作品である「TRICK」「SPEC」が大好きだからです。ということで、少し期待して観ました。

が。うーん...。この映画の宣伝文句は、「最後の5分で全てが覆る」です。従って、最後にどんでん返しがあることは、最初から分かっていました。当然、伏線を意識して観ることになります。すると、もう途中から全部分かってしまったんです、ハイ。が、恐らくこの宣伝文句が無くとも、途中で訪れる強烈な違和感のせいで、普通に、時間軸がおかしいことに気付くと思います。

ストーリーは、超地味なポッチャリ大学生が、合コンで素敵な女性繭子に恋をする。その男の子は繭子から「たっくん」と呼ばれ、恋愛も成就する。しかし、就職して見事に痩せた「たっくん」が東京に転勤になり、徐々に繭子との関係もギクシャクして、遂に「たっくん」は浮気をしてしまう。その一方で、繭子の妊娠が判明し...。

という感じですが。小説なら問題なかったのだと思いますが、さすがに映像になった「たっくん」を観ていると、もうありえないほどの違和感が...。「前半のたっくん」が痩せても、「後半のたっくん」にはならんでしょう。ということは、時間軸がおかしいということであり、二股をかけていたのは「後半のたっくん」だけだったのか、っちゅう話しです。

宣伝文句が過剰すぎ。でも、それが無ければただのラブストーリーだと思って、恐らく最初の5分で観るのを止めたかと。いずれにしても星「1つ」、ということで。

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